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◆【お題】京都の「ごはんのお供」

今週のお題「ごはんのお供」

【おばんざい】

京都には、伝統的な家庭料理があります。

 

そう、「おばんざい」です。

 

漢字で書くと「お番菜」。

「番」は「日常の」、「菜」は「おかず」、といったところでしょうか。

 

あくまで「日常の」料理、

決して高級なものではなく、江戸時代あたりから関西の奉公人が普段食していた料理のことを、「番菜」と呼ぶようになったとか。

 

 

とても歴史があるように感じますが、

京都の人は昔から普通に「おかず」と呼んでいて、

昭和30年代の終わりに、新聞のコラムで京都の食文化を表す言葉として「おばんざい」が使われてから、全国的に広まったとされています。

 

 

注意すべきなのは、

おばんざいは京都の食文化であることは間違いないのですが、

京料理」ではないのです。

 

和食のジャンルの1つとして、全国的に確固たる地位を築いている

京料理

は、専門の修行を経た料理人が出す、非常に手の込んだ料理なのです。

(手が込んでいる=値段も高い)

 

おばんざいはあくまで日常的に食べるおかずですから、決して「お客様に振る舞うレベルまで手の込んだ料理ではない」のです。

 

歴史を鑑みれば、おばんざいを「売る」のはおかしいということになりますが、私は、料亭などで出されて美味しければそれで良いかなと思ってしまいます...

 

 

 

ちなみに、おばんざいは、

基本薄味

です。

 

素材の味や、出汁の風味を存分に味わえるように工夫されています。

その時々に合わせた旬の「京野菜を、出汁をよく効かせて調理する。

和食好きの方にはたまりませんね。

 

 

 

万願寺とうがらし

さて、私が個人的に1番好きなおばんざいを紹介します。

 

それは、

万願寺とうがらしのたいたん」か、「万願寺とうがらしの焼いたん」。

 

「たいたん」は、「炊いたもの」、「焼いたん」は、「焼いたもの」です。

実際、お店によっては、この名前でメニューとして出されていますよ。

 

万願寺とうがらしは、夏が旬ですので、もう終わりかけ。

ラストチャンスです。

 

 

万願寺とうがらしは、

ものすごく細いピーマンみたいな感じ。

鷹の爪ほど小さくないので、この方がイメージしやすいかと。

 

 

味は全然ピーマンと違って、他に例えようがないので説明が難しい。

幼少期より万願寺とうがらしを食べて育ってきたので、

「辛くないとうがらしの味」として認識してきました。

なので、そうとしか言えないもどかしさ...

 

私はピーマンは苦手な方でして、

細く切ったり細かくするとピーマンと見分けがつかなくなるのですが、

食べるとはっきり違いが分かり、

「これはピーマンだからあんまり食べたくない」

と生意気を言ったものです。

 

 

ピーマンが苦手な私でも、万願寺とうがらしは大好きです。

そして、何より、苦みがない。*個人の感想

これで少しでも万願寺とうがらしはピーマンではないということを感じていただければと思います。

 

 

 

調理の仕方は様々で、

 

・シンプルに焼いて醤油

・鰹とじゃこと一緒に出汁で炊く

・刻んで焼きめしに入れる

・和風パスタの具にする

 

などがおすすめですかね。

 

焼くととうがらし本来の味がよりダイレクトに来るので、

はじめは炊いて食べてみて、ハマったら焼きで食べるのが良いかなと思います。

 

 

 

最後に、

万願寺とうがらしの「当たり」には気を付けてください。

 

品種改良の賜物?偶然の産物?で辛くないとうがらしなのですが、

そこはやはりとうがらしの仲間。

ごくたまに驚くほど辛いやつが混じっています。

本当にびっくりするので、そこは覚悟して食してくださいね。