【はじめに】源光庵と2つの窓。
京都には、紅葉の名所が数多くあります。
山の紅葉を切り取ったもの、敷地内に紅葉が植えられているもの、パターンは違えどそのどれもがとても綺麗です。
今回スポットを当てるのは、
源光庵。
この源光庵、とある2つの有名な「窓」を通して見る紅葉が人気なんです。
その2つの窓とは、
・四角い窓=『迷いの窓』
・丸い窓=『悟りの窓』
です。
印象的な形をしているこの2つの窓、
とても写真映えするので、
雑誌やサイトでよく紹介されています。
そんな2つの窓ですが、
それぞれに役割があります。
まず、
<迷いの窓>
は、「これまでの人生を見つめ直す」役割を持っています。
迷いの窓を通して、これまで生きてきた自分自身の歴史を見つめ直し、自己反省を行うのです。
そしてその後、
<悟りの窓>
を通じて、無限の世界と向き合い、悟りの境地へと導かれるのです。
悟りの窓は円の形ですが、禅の世界で円は大宇宙を表すからなんですね。
これらは禅の世界の話ですから、今の私達には関係ないと言えば関係ありません。
ですが、印象的な窓から素晴らしい景色を眺めたら、色々なことを忘れて、自分1人の世界に浸ることができるのではないでしょうか。
「自分と向き合える窓」。
紅葉シーズンでなくとも、何か抱えている方はぜひ源光庵へ。
【本題】まるで神への祈りじゃないか
さて、円は錬金術において重要なファクターです。
錬成陣であったり、手を合わせて作る円を通して、術師は真理と向き合います。
通行料を払い、真理の扉を開ければ、
そう、「あれ」と向き合うことができます。
禅の世界の円の考え方と、
鋼の錬金術師の世界観が似ていると感じるのです。
ハガレンを象徴するポーズ=手を合わせるポーズについて、
アルが幼い頃、
手と手で円を作ることで自分自身が錬金術の重要なファクターになっている、
と分析していました。
そして、このポーズに関して、とても心動かされた瞬間があります。
それは、
グラトニーの腹の中、賢者の石を使い、生きた自分たちを人体錬成しようとするエドを見て、リンがとあることを思い浮かべた瞬間。
「ああ あの手を合わせる錬成のポーズ…
何かに似ていると思ったら…」
「まるで神への祈りじゃないか」
【まとめ】
源光庵の悟りの窓から「あれ」が見れるかも。
「あれ」が見れたら錬成陣いらないよ。
※「あれ」とは、ウニョウニョのことです。