【はじめに】釘抜地蔵の伝説
北野天満宮のあたりにある、石像寺。
「しゃくぞうじ」と読みます。
その名前の由来は、
かの有名な空海が、唐から持ち帰った石に地蔵菩薩を彫ったことから
とされています。
そんな石像寺、別名「釘抜地蔵」と呼ばれています。むしろこちらの方がポピュラーな呼び方でしょうか。
こんな伝説があります。
前世の報いによって、両手に「恨みの釘」を刺しこまれ、両手の痛みに苦しんでいた商人がいました。
彼は治そうと頑張りましたが、何をしても治りません。
そこで、地蔵様に願掛けを続けると、ある日夢に地蔵さまが出てきて、その釘を抜いてくれました。
すると、あっという間に痛みがなくなったのです。
そして、改めて石像寺にお参りに行くと、そこには、実際に抜かれた2本の釘があったそうな。
こうして、石像寺は釘抜地蔵と呼ばれ、苦しみからの解放を求める参拝客を集めることとなったのです。
【本題】カカシ先生が・・・
釘と聞いて思い出すのは、ペインがカカシ先生を狙った釘ですね。
なぜこのシーンが印象的かと言うと、カカシ先生が"死ぬ"からです。
まあ、正確には、その後チョウジを狙ったペインのミサイル?を神威で飛ばして力尽きるのですが。
なんなら、生き返るのですが。
でも、初めて読んだときの衝撃はすごかった。
あ、カカシ先生…
あっけない…
って思いましたよ。
確かにカッコいい死に際でしたけど、もっとカッコよくできただろうとも思いました。
そして、最大のピンチで登場したナルト。
綱手にこう問いかけます。
「オレ…皆のチャクラを感じ取る事ができる…」
「カカシ先生は任務で里の外に出てんのか?」
「…」
「…そうか…」
ナルトの顔は見えない。
後ろ姿だけ。
でも、ナルトの怒りは伝わってくる。
それも、ただ怒りに身を任せるだけじゃない、静かな怒りが。
ナルトの精神的な成長が感じられる、印象的なシーンでした。
そしてこのシーンを生んだのが、ペインの釘ってわけですね。
【まとめ】
きっと地蔵様も、商人の釘を神威で飛ばしてのでしょう。
※ペイン戦はナルトのカッコよさが際立っていましたね。間違いなく、ナルトが英雄になった戦いでした。