【はじめに】蜘蛛塚ってところがあるって聞いたけど?
地下鉄・鞍馬口駅から金閣寺方面へ向かう途中にある(といってもめちゃくちゃ駅から遠い)、上品蓮台寺。
「じょうぼんれんだいじ」と読みます。
聖徳太子が創建したとされる歴史あるお寺で、アクセスの難しさゆえ、知る人ぞ知る桜の名所でもあります。
そんな上品蓮台寺ですが、その境内に、『蜘蛛塚』と呼ばれる場所があります。
奇妙なその名前の由来は、次の伝説によります。
平安中期のこと、源頼光(らいこう)が病に冒され、高熱で苦しんでいました。
その枕元に、正体不明のあやしげな法師が現れたので、頼光は、自慢の刀で斬りつけました。
※いきなり斬りつけるのはやばい。いくらあやしくても、やばい。
斬りつけられた法師はたちまち消え去りましたが、その血痕が連なって道を作っていました。
頼光は、自分の部下である頼光四天王にそれを辿らせました。
※その1人があの坂田金時!!銀さん!!
血痕は、とある塚まで続いており、そこを掘り返すと巨大な蜘蛛が苦しんでいた。
そして、四天王はその蜘蛛にとどめをさしたのだが、途端に頼光の熱は治ったそうな。
そんな伝説から、蜘蛛塚と呼ばれるようになったそうです。
思わぬ角度からの銀さんの登場にびっくりしました。ていうか、そもそも坂田金時が何者かいまいち知らなかった。
【本題】幻影旅団と書いて「クモ」と読む。
蜘蛛と聞いて思い浮かぶのは何でしょうか。
NARUTOの鬼童丸?
鬼滅の累?
ここは、幻影旅団でいかせてください。
幻影旅団と書いて「クモ」と読む、
そう、蜘蛛と番号のタトゥーが刻まれた、
最強最悪の犯罪集団、
それが幻影旅団。
構成員はこの写真の通り。
クラピカの永遠の仇である通り、
極悪非道な奴ら。
でも、悪者には悪者の流儀・絆がある。
それが分かるシーンがあります。
ヨークシンでのオークション篇。
団員のウボォーギンが、謎の鎖使い(クラピカ)に倒された後の話です。
ヨークシンの街を荒らす旅団。
その団員達に対し、団長クロロが出した指示は、
「派手に殺れ!!」
その指示通り、派手に暴れる団員達。
念の銃弾を乱射し、
マフィアを操りマシンガンを乱射させ、
目に入る者を片っ端から瞬殺していく。
そして、その様子をタワーの高層階から眺めるクロロは、目を閉じてこう想うのです。
ウボォーさん
聞こえますか?
オレ達から貴方への鎮魂曲(レクイエム)です
カッコいい。
やってることは最低なことだと分かっています。
でも、派手に暴れさせ、その騒音を団員の弔いとして捧げるなんて、憎い演出過ぎます。
HUNTER×HUNTERを読んだ皆さんは、クラピカの味方でしょうか。
私は、クラピカに100%肩入れできない。
悪のカリスマとしてのクロロや、悪者なりの矜持を持つ旅団を、カッコいいと思ってしまうから。
HUNTER×HUNTERで1番好きなキャラは、クロロです。
※あくまで漫画だから、ですよ。現実世界とは切り離して考えてください。私はサイコパスではありません。念のため。
【まとめ】
上品蓮台寺は、幻影旅団ファンの聖地になりうる?