京言葉って?
京言葉。
関西弁でなく、京言葉。
とても美しい響きですね。
・おいでやす
・おこしやす
・おきばりやす
・おおきに
・よろしおすなあ
ふう、柔らかくて耳ざわりが良い…
でも、使わないです。
京都にずっと住んでるけど、使わないです。
まあ今のネット社会で、「京都の人はみんなこんな喋り方なんだろうな」って思っている人は少ないと思いますが。
祖母の口から何回か聞いたことあるかな、くらいです。
そんな中で、めちゃくちゃ使う京言葉が1つだけあります。思い当たる限りでは。
それは、「〜しはる」です。
一応敬語表現らしいのですが、もはや何にでも使える万能な語尾と化したこの言葉、一応若者の私が例を挙げてみたいと思います。
私でさえ時代遅れになっているかもしれませんが…
僕のヒーローアカデミアの場合
*4巻体育祭騎馬戦後、轟と話す緑谷
<元の会話>
「僕は… ずうっと助けられてきた」
「さっきだってそうだ… 僕は」
「誰かに救けられてここにいる」
「オールマイト…」
「彼のようになりたい…その為には1番になるくらい強くなきゃいけない」
「君に比べたらささいな動機かもしれない…」
「でも僕だって負けらんない」
「僕を救けてくれた人たちに応える為にも…!」
<私が京都弁を強めに意識して変更した版>
「僕は… ずうっと助けられてきてん」
「さっきだってそうや… 僕は」
「誰かに救けられてここにいんねん」
「オールマイト…」
「彼のようになりたい…その為には1番になるくらい強くないとあかん」
「君に比べたらささいな動機かもしれへん…」
「やけど僕だって負けられへん」
「僕を救けてくれはった人たちに応える為にも…!」
【やってみて思ったこと】
①普段自然にやっていることを無理矢理やろうとするとめちゃくちゃ難しい
②ヒロアカには、ファットガムという大阪弁のキャラが登場しますが、やはり「~しはる」は使っていない!!京都のヒーローじゃないから!!
③あくまで敬語表現なので、意外と使いどころ難しい。思ったより万能じゃない。
まとめ
丁寧な敬語を使う必要のない、仲の良い先輩や上司に対して話をするとき、1番猛威を振るう言葉、「~しはる」「~しはった」、覚えて帰ってください。