BLEACH 名言・名場面クイズ
今回はBLEACHについてのクイズ。
出題範囲は、破面篇-完結編-(43巻~48巻)。
全部で13問。
当ブログのクイズの難易度はかなり高めです(友人証言)。
お一人で楽しんでいただくのはもちろん、ご友人やご家族と一緒にヒントを出し合いながらお楽しみいただくのもオススメです!!
問題編
①スタークを倒した後の、戦争について語った京楽のセリフを答えなさい。
答え➡「貸しがあろうが借りがあろうが 戦争なんて始めた瞬間から どっちも悪だよ」
②遂に十刃を見限り、自身が最前線に出てきた藍染。そんな藍染と対峙し、「迂闊に近付かんとけよ」と仲間に呼びかける平子。そんな平子に対する藍染のセリフの空欄部分を埋めなさい。
「迂闊に近付いたら終わりとは 滑稽に響くな」
「迂闊に近付こうが慎重に近付こうが」
「或いは全く近付かずとも全ての結末は同じこと」
「未来の話などしていない」
「君達の終焉など 既に逃れようの無い過去の事実なのだから」
③「どうせ現世での戦いが終われば」と発言したマユリに対し、意味ありげな態度を取る白哉。そんな白哉とマユリとのやり取りの空欄部分を埋めなさい。
白「兄の口から出た言葉とも思えなかったのでな 少し驚いた」
マ「…何?」
白「今の言葉は 黒崎一護を現世に送ったことで戦いが終わると言っているように聞こえる」
白「黒崎一護の勝利を信じていると言っているように聞こえるぞ」
マ「...下らんヨ それこそ らしくない言葉じゃないのかネ 朽木白哉」
④「戦いが怖い」と涙を流す檜佐木に、東仙がかけた言葉の空欄部分を埋めなさい。
「戦士にとって最も大切なものは力ではない」
「戦いを怖れる心だ」
「戦いを怖れるからこそ同じく戦いを怖れる者達の為に剣を握って戦える」
「自分の握る剣にすら怯えぬ者に剣を握る資格は無い」
「檜佐木 お前が本当に心から戦いを怖れているのなら...」
「お前は既に戦士として かけがえの無いものを手にしているのだ...!」
⑤檜佐木の『風死』に敗れた東仙。そんな東仙に狛村がかけた言葉の空欄部分を埋めなさい。
「今迄の我々の関係は仮初だった」
「我々はいずれ刃を交え...」
「心から解り合う運命だったのだ」
「憎むなとは言わん」
「恨むなとも言わん」
「ただ 己を捨てた復讐などするな」
「貴公が失った友に対してそうであったように」
「貴公を失えば 儂の心には穴があくのだ」
⑥雛森の名を出され、まんまと藍染の挑発に乗る日番谷。憎しみを刀に乗せて振るうと豪語し、『大紅蓮氷輪丸』を繰り出した日番谷の姿を見て、京楽が呟いた一言は?
答え➡「...逸るなよ... ...日番谷隊長」
⑦日番谷が貫いたのは、藍染ではなく、無情にも、雛森の体...「一体いつから...鏡花水月を遣うてたかって訊いてんねん」との平子の問いに対する藍染の返答を答えなさい。
答え➡「...ならばこちらも訊こう」「一体いつから...鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?」
⑧山本元柳斎が千年もの間総隊長を務めている理由とは?
答え➡千年山本より強い死神が生まれていないから
⑨一護に対し、全てが自分の掌の上であったと告げる藍染。藍染いわく、一護が「おかしい」と思うべきだったことを全て答えなさい。
・それまでの人生で虚を目にした事さえ無かった一護が、ルキアと出会ってすぐに虚に襲われた事
・滅却師が屑虚の滅却に使う撒き餌ごときで大虚が現れた事
・一護が死神としての戦いに慣れ始めた頃に、それまで霊圧の捕捉さえされなかったルキアが都合良く発見され尸魂界に報告された事
・恋次・剣八・白哉がそれぞれ皆一護の力と拮抗した状態にある時に戦っている事
⑩崩玉を従え、神の領域に足を踏み入れた藍染。その霊圧が強大すぎるあまり、一護以外霊圧を感じ取ることすらできない。そんな藍染の霊圧を感知し、戦意を喪失した一護に、一心がかけた言葉は?
答え➡「また護れなかったってそこで座って泣くのかよ!?」
⑪ギンが、死神になった理由は?
答え➡乱菊が泣かなくて済む世界に変えるため
⑫天鎖斬月が一護を貫いたとき涙した理由や、天鎖斬月が言った「お前の護りたいものが私の護りたいものではないのだ」の真意が何かわかる天鎖斬月のセリフを答えなさい。
答え➡「...私の護りたかったものは お前自身だ 一護」
⑬VS藍染決着後... ギンに想いを馳せる乱菊のセリフの空欄部分を埋めなさい。
「消えてしまうのに形見の一つも残してくれない」
「あんたのそういう処が嫌いだった」
「だけどもしもあんたが形見を残していたら」
「あたしはきっとそこからいつまでだって動けずにいたわ」
「あんたはきっと あたしのそういう処も見抜いていたのね」
「ありがとうギン」
「あたしはあんたのそういう処が...」
「好きだったんだわ」
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一言コメント・考察編
①「貸しがあろうが借りがあろうが 戦争なんて始めた瞬間から どっちも悪だよ」
⇒京楽のこのセリフは、間違いなく心に刻むべき名言です。「正義とは何か」、その深遠な問いの答えの一つにさえ成り得ます。攻めてきた敵を迎え撃った自分たちは正義、そんな風に思うことは烏滸がましいことなんだと思わされます。「総隊長としての器」を感じる名場面でした。
②「迂闊に近付いたら終わりとは 滑稽に響くな」
「迂闊に近付こうが慎重に近付こうが」
「或いは全く近付かずとも全ての結末は同じこと」
「未来の話などしていない」
「君達の終焉など 既に逃れようの無い過去の事実なのだから」
⇒平子はこのセリフを挑発だと言いましたが、これは事実なのだと思わされるほどの藍染の威圧感と余裕。仮面の軍勢+隊長格が束になっても敵わないと思わされるような、読者さえどん底に陥れる、名言中の名言。
③白「兄の口から出た言葉とも思えなかったのでな 少し驚いた」
マ「…何?」
白「今の言葉は 黒崎一護を現世に送ったことで戦いが終わると言っているように聞こえる」
白「黒崎一護の勝利を信じていると言っているように聞こえるぞ」
マ「...下らんヨ それこそ らしくない言葉じゃないのかネ 朽木白哉」
⇒何を考えているか表に出さないマユリが、無意識に発言したことだからこそ、読者に抱かせた期待は大きかったです。「一護ならなんとかしてくれる」、そういうムードが一気に高まったということです。
④「戦士にとって最も大切なものは力ではない」
「戦いを怖れる心だ」
「戦いを怖れるからこそ同じく戦いを怖れる者達の為に剣を握って戦える」
「自分の握る剣にすら怯えぬ者に剣を握る資格は無い」
「檜佐木 お前が本当に心から戦いを怖れているのなら...」
「お前は既に戦士として かけがえの無いものを手にしているのだ...!」
⇒檜佐木の心の拠り所となった東仙の言葉。この言葉をぶつけて目を覚まさせようとするも、無情にも檜佐木の胸を貫く刃。東仙のこの言葉は、檜佐木をたぶらかすための嘘ではなく、きっと本心から来る言葉なのでしょう。その解釈や、背景が檜佐木の理解とは異なっていただけで...
⑤「今迄の我々の関係は仮初だった」
「我々はいずれ刃を交え...」
「心から解り合う運命だったのだ」
「憎むなとは言わん」
「恨むなとも言わん」
「ただ 己を捨てた復讐などするな」
「貴公が失った友に対してそうであったように」
「貴公を失えば 儂の心には穴があくのだ」
⇒名言メーカー、狛村。この東仙VS狛村・檜佐木は個人的にとても大好きな戦いで、問題にしたいところだらけでした。「目が見えるようになったからこそ」敗北するという戦いの展開や、丸々1ページ使って描かれた、風死を放つ檜佐木の姿など、心惹かれる場面がたくさんありました。そして、この戦いを経て改心しかけた東仙さえも、もっと言えばこの戦いそのものさえも、「藍染の残虐性・非道さを描写し読者に一護を応援させるための仕掛けの一つ」でしかないのです。一護と藍染の最終決戦に向けて全てが繋がっている、久保先生の敷いたレールに有無を言わさず乗せられる感覚、たまりません。
⑥「...逸るなよ... ...日番谷隊長」
⇒藍染に言われたあの名言をもう忘れたのか、日番谷。何度言われれば、何度斬られれば分かるんだ、日番谷。
⑦「...ならばこちらも訊こう」「一体いつから...鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?」
⇒最強、圧倒的に最強。毎度の如く日番谷と雛森を踏み台にして読者を絶望に引きずり込む藍染。どうやって倒せばいいんだ、これ...
⑧千年山本より強い死神が生まれていないから
⇒絶望の淵にいる者達(読者含む)の希望となれるか、総隊長...
⑨・それまでの人生で虚を目にした事さえ無かった一護が、ルキアと出会ってすぐに虚に襲われた事
・滅却師が屑虚の滅却に使う撒き餌ごときで大虚が現れた事
・一護が死神としての戦いに慣れ始めた頃に、それまで霊圧の捕捉さえされなかったルキアが都合良く発見され尸魂界に報告された事
・恋次・剣八・白哉がそれぞれ皆一護の力と拮抗した状態にある時に戦っている事
⇒このリアリティを一度目にすれば、このレベルのリアリティが無ければ物足りなくなる。漫画を面白いと思うハードルを高めてくれたことが、BLEACHの唯一の罪だと思います。主人公が敵と戦い、ギリギリ勝利する。そんな王道な展開が、最早裏が無ければリアリティが感じられず面白くないと思ってしまう。そして、一護VS剣八については、更なる隠し玉が用意されているとは、このときは微塵も疑わなかったのでした...
⑩「また護れなかったってそこで座って泣くのかよ!?」
⇒まだ一護には可能性がある、そう思わせてくれる名言。そう、この言葉は、読者にとっても、一筋の希望。
⑪乱菊が泣かなくて済む世界に変えるため
⇒あえてこの言葉を使います、ここでギン登場。藍染の下について裏切ったフリをして、仲間が殺されようとも目を背け、自らが仲間に手を下してまでも、藍染を殺すチャンスを窺い続ける。そんな途方もないことができたのは、乱菊への想いゆえ。これ以上にギンの行動の原動力として納得できるものがあるでしょうか。正義やら世界のためやら、そんな言葉はいらない、「乱菊のため」の一言で十分です。
⑫「...私の護りたかったものは お前自身だ 一護」
⇒このセリフを言っているときの天鎖斬月の表情、流石の一言です。
⑬「消えてしまうのに形見の一つも残してくれない」
「あんたのそういう処が嫌いだった」
「だけどもしもあんたが形見を残していたら」
「あたしはきっとそこからいつまでだって動けずにいたわ」
「あんたはきっと あたしのそういう処も見抜いていたのね」
「ありがとうギン」
「あたしはあんたのそういう処が...」
「好きだったんだわ」
⇒こんな感動的な詩、滅多にお目にかかれるものではありません。「嫌い」と「好き」の使い方が上手すぎる。なんて美しいセリフでしょう。前のクイズで採りあげた、織姫が現世からの去り際に残した一護への告白、あれとはまた違う素晴らしさ。どちらかを紡ぐだけでも神懸っているのに、両方ともなんて...久保先生に脱帽です。